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 この日小野川、赤芝と巡って3か所めの、26番札所・遠山観音。
 米沢の市外から西のほうの集落で、その集落の西側のはずれの山沿いにある寺院で、こういう機会でもなければまずやってくることはないだろうと思いながら参拝しました。



 江戸時代は医王寺(羽山神社の別当)が管理していたが、明治維新後に廃寺となり、現在はその麓にあった西明寺が管理しています。
 西明寺は越後で創建され、慶長年間に上杉家と共に米沢へと移転してきたそうです。

 数台分はある駐車場に車を停めて緩い傾斜の石段を登っていくと、中腹にだいぶ年季が入った観音堂。
 本尊は十一面観世音菩薩。首柄の前面材墨書銘に「七条大仏師法印康祐大弐共作」とあり、大弐は運慶九代末七条仏所を継いだ優れた仏師なのだとか。
 寄せ木造りの座像であり、「天正16年9月」と墨書きされていることから、1588年につくられたことがわかります。
 蓮華座が百合の花に似ているとこから百合観音とも呼ばれ、「歯痛」治癒の観音で、念願通り治癒すればお礼に百合の根をお供えして感謝するという伝えがあるそうです。

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 そしてさらに石段を登ったところにあるのが、第4代藩主上杉綱勝が再建した遠山薬師堂。
 また、その脇に立つ樅の大木は、万治元年(1647)に上杉綱勝が、妻媛姫(はるひめ)の病気平癒を祈願して植えたものと伝えられています。1956年に県天然記念物に指定されています。
 その説明版を移記。

山形県指定文化財(天然記念物)
  西明寺のトラノオモミ   昭和31年5月11日指定
 虎尾樅(トラノオモミ)の巨木で、根まわり3メートル、高さはおよそ22メートルで、樹齢300余年といわれている。
 虎尾樅は松科に属し、わが国中部以南に自生するが、この樹は米澤藩主上杉綱勝公が夫人媛姫(はるひめ、会津藩主保科正之の娘)の病気全快を祈願して会津から取り寄せ、この地、遠山薬師堂脇に手植えしたものと伝えられている。
 西明寺は慶長年中(慶長年間は1596~1614年)上杉家移封とともに越後から会津、さらに米沢に移った寺であり、遠山薬師堂は万治3年(1660)4月8日、綱勝公が再建されたものである。
  山形県教育委員会
  米沢市教育委員会

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