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 高玉芝居の里にある観音堂。赴いたときは、例年より桜の開花が早かったこの年にしては遅咲きの桜が満開でした。
 高玉観音は、7世紀末の作とされる県内最古の金銅仏の一つで、県指定文化財となっています。
 以下に、県教委と白鷹町教委が立てた「銅造観音菩薩立像」の案内板を引用。

 フラワー長井線蚕桑駅より20分程北に向かって歩いたところに真言宗円福寺がある。
 この寺には戦前まで秘仏として公開されなかった銅造の観音菩薩立像がある。
 戦後人の目に触れてから初めて注目されるようになり、特に昭和62年3月、東京国立博物館で開催された「特別展金銅仏」に出陳、全国的に紹介されたのを機に、その像が持つ文化財的価値が殊のほか高く評価されるようになった。
 銅造観音菩薩立像は、象高29.4センチで、製造年代は7世紀末の白鳳時代と推定されている。特色をあげれば、まず、腹部正面に装飾的に配した帯の結び目が注目される。本体は、頂部から蓮肉下底の円柱形の枘(ほぞ)まで一鋳し、ムクである。蓮肉部には光背用の枘穴をうがっている。頭飾の縁、冠帯、胸飾、瓔珞(ようらく)、衣文の稜や衣縁は、特殊鏨(たがね)で細かく複連点文を打って装飾している。
 本体・台座とも鋳あがりは良好であるが、火災にあっているためか右手先を欠き、鍍金(めっき)も認められず、像の腰から上の表面、特に顔面部が荒れて当初の尊容を損じているのが惜しまれる。
 蓮弁・子弁の縁に複連点文があり、本体と同時の作と考えられる。
 なお、本像に関する由来は不明である。

 796(延暦15)年、坂上田村麻呂が奥羽征伐の際に戦争記念として創建したと伝えられ、天文から永禄年間には高玉城の守護寺であったとも言われている寺のようです。

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