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 飯豊町の中地区にある第4番札所の中村観音。集落からだいぶはずれた西方の山手のほうにありました。ホトケヤマ散居集落展望台のすぐ近くです。
 入り口はご覧のとおり。右に「普照無量光観自在菩薩」、左に「當國卅三所第四番霊場」の石塔があり、左の塔の脇に案内板がありました。

山形県指定有形文化財
  天養時観音堂(昭和30年8月1日指定)
  木造聖観音立像(昭和35年12月16日指定)
  中村原土壇(昭和27年4月1日指定)
 天養時観音堂は飛騨工(ひだのたくみ)の一夜造りと伝えられ、置賜三十三観音の4番札所である。三間四方の宝形(ほうぎょう)造りで、前方一面の外陣と後方二面の内陣から成り、中央厨子内に本尊が安置されている。優美な錫杖(しゃくじょう)彫りや唐草模様の虹梁(こうりょう)が架かり、古式な大瓶束(たいへいづか)でこれを支えている。向拝の蟇股(かえるまた)や木鼻と共に室町時代の様式である。
 寛正7年(1466)に奉納された扁額から、応永21年(1414)に再建されたことが判明している。
 昭和55年(1980)総工費1500万円で全面解体保存修理事業が行われた。
 本尊の聖観音はカツラの一木造りで、像高180センチの堂々とした立像である。彫法は古様で、その作風から平安時代後期の作とみられる。昭和63年(1988)像全体の保存修理事業が行われた。
 土壇は、観音堂東南方の山王原に4基あった中の一つで、各辺8.4メートルの方形を成し、周辺に空濠がめぐらされている。
 壇上は平坦で、中軸線上に観音堂が配され、修験道の祈祷壇の遺跡とみられる。
  平成4年9月   飯豊町教育委員会  中村観音堂保存会

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 お堂は奥州平泉文化の遺産といわれています。
 お堂の右脇には「山形県指定有形文化財 中村観音堂修復記念碑 昭和55年12月」と刻された立派な石碑がありました。

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